CIPとは? メリット・COPとの違いを解説
CIPの定義
内部を分解せず設置されているその場で洗浄する方法。
「Cleaning In Place」の略称で、定置洗浄ともいいます。
特定の方法ではなく上記のような方法全般を指し、「パイプラインで洗浄液を循環する」など主に単純な形状の装置洗浄に用いられます。
CIP導入のメリット
設備をCIP対応にすることで以下のようなメリットがあります。
- 洗浄作業の標準化ができる(再現性が高くなる)
- 作業時間の短縮・省力化ができる
- 洗浄後組立時の汚染や損傷が防止できる
- 高い衛生グレードが求められるエリアで、人の往来を少なくできる
これにより、衛生水準の向上・安定化を図ることができます。
CIPとCOPの違い
COPとは「Cleaning Out Place」の略称で、分解洗浄という意味です。液溜まりしやすい部分がある・クロスコンタミネーションが課題になっているような箇所の洗浄には、CIPだけでなくCOP(分解洗浄)も定期的に実施する必要があります。
関連情報
関連用語
関連技術コラム・小冊子
関連製品
医薬品向け下部撹拌ユニット【PBU】
コンタミネーションのリスクが低い容器と撹拌機を組み合わせたユニット。撹拌機は羽根が磁力で浮遊しておりCIPやSIPに適しています。
下部撹拌ユニット
多品種少量生産など、仕込み量が変わる調合工程に適したボトムエントリー型の撹拌ユニット。羽根はCIPを考慮したデザインです。
MAG-NEO®シールミキサー RC型
オプションで洗浄液用・蒸気滅菌用のポートを追加しCIP/SIP対応が可能です。
テーマ別に、用語集よりも詳しく解説した技術コラムもございます。
>>ステンレス容器の技術コラムはこちら
>>ステンレス容器の技術コラムはこちら