ジャケットとは
容器や配管の外側に付く槽。
この部分に水・蒸気・断熱材などを入れることで内容物の冷却(保冷)・加温(保温)ができます。
湯せんのようなイメージです。
多くの場合、内容物の温度を均一にするため撹拌をしながら温度を調整します。
内容物を温めることで撹拌時に粉体などを溶けやすくしたり、粘度を下げて撹拌しやすく・流れやすくすることができます。
弊社容器によく使用されるジャケット槽の中身にはそれぞれ下記のような特徴があり、目的に合わせて選定します。
■水
・~80℃程度の冷却(保冷)・加温(保温)に最適。
・温調装置を使用して細かい温度調整が可能。
・水を循環するための設備・配管が必要。(例:ステンレス容器の撹拌・温調ユニット)
※温調装置の仕様によってはジャケット部に圧力がかかり、容器が破損するので注意が必要です。
■蒸気
・100℃を超える高温での加温(保温)に最適。
・水に比べ温度上昇が早い。
・蒸気を供給するための設備・配管が必要。
・温度調整が困難。
※ジャケット部分を耐圧構造にする必要があります。
■断熱材
・保温・保冷のみ。
・火傷や結露の防止になる。
テーマ別に、用語集よりも詳しく解説した技術コラムもございます。
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