オートクレーブとは? 仕組み・用途・注意点を解説

オートクレーブの定義

蒸気で実験器具や物品などを滅菌する方法・またそのための装置。

高圧蒸気滅菌(器)ともいいます。

オートクレーブの仕組み

高温の蒸気で装置内に圧力をかけることで、器具や容器に付着したすべての微生物を殺滅・または除去することができます。

実験器具やクリーンルームに使用する容器などに施し、コンタミネーションを防止します。

クリーンルームとは  コンタミネーションとは

オートクレーブの特長

他の滅菌方法に比べ短時間で・より多くの器具や物品に対して滅菌可能なので広く用いられています。

オートクレーブの温度・時間設定

通例、下記のような温度・時間の組み合わせで滅菌します。

  • 温度:115℃ 時間:30分間
  • 温度:121℃ 時間:20分間
  • 温度:126℃ 時間:15分間
  • 温度:134℃ 時間:10分間

オートクレーブ使用時の注意点

オートクレーブを使用する場合、以下の点を確認する必要があります。

  • 対象物はオートクレーブ対応製品か
  • オートクレーブ対応製品が想定している殺菌温度・時間

弊社の容器・パッキンは開放状態でオートクレーブが可能です。

キャスター付き容器や台車は、特注でオートクレーブ対応のキャスターに変更いたします。

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